電子的診療情報連携体制加算について

当院は令和8年6月の診療情報改訂に伴う電子的診療情報連携加算について以下の通り対応を行っております。

①医師が診療を実施する診療室においてオンライン資格確認等システムにより取得した診療情報を活用して診療を実施しております。

②マイナ保険証を促進する等、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)を通して質の高い医療を提供できるよう取り組んでいます。

③算定した診療報酬の項目の名称及びその点数または金額を記載した詳細な証明書を無料で交付しております。

どうかよろしくお願いします。


休診のお知らせ

2026.5.18(月)、整形外科外来受診のため、

午前の外来は9時-11時、午後の外来は平常通り

診療します。

ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

どうかよろしくお願いします。


休診のお知らせ

2026.4.13(月)、整形外科外来受診のため、

午前の外来は9時-11時、午後の外来は平常通り

診療します。

ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

どうかよろしくお願いします。


休診のお知らせ

2026.3.30(月)、整形外科外来受診のため、

午前の外来は9時-11時、午後の外来は平常通り

診療します。

ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

どうかよろしくお願いします。


休診のお知らせ

2026.3.9(月)、整形外科外来受診のため、

午前の外来は9時-11時、午後の外来は平常通り

診療します。

ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

どうかよろしくお願いします。


休診のお知らせ

2026.3.2(月)、整形外科外来受診のため、

午前の外来は9時-11時、午後の外来は平常通り

診療します。

ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

どうかよろしくお願いします。


休診のお知らせ

2026.2.16(月)、整形外科外来受診のため、

午前の外来は9時-11時、午後の外来は平常通り

診療します。

ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

どうかよろしくお願いします。


休診のお知らせ

2026.2.9(月)、整形外科外来受診のため、

午前の外来は9時-11時、午後の外来は平常通り

診療します。

ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

どうかよろしくお願いします。


診療再開のお知らせ

昨年末に左足首を骨折し入院治療して参りましたが、1月26日(月)に退院が決まりました。

1月27日(火)より、平常通り外来診療を再開致します。

この間、休診により患者の皆様には多大なご迷惑をお掛けしたことを深くお詫びいたします。

どうかよろしくお願いします。


年末年始および1月休診のお知らせ

左足首を骨折して入院となりましたが、思いの外、重症で、退院の目処が立たないため、1月中は休診とすることにしました。その間、協力病院にて薬の継続処方をして頂くことになります。お困りの点がありましたらスタッフにご相談ください。

ご迷惑をお掛けして本当に申し訳ありませんが、どうか宜しくお願いします。


年末年始の診療のお知らせ

転倒事故で足首を骨折してしまい、手術が必要となりました。

今年の診療は12月27日(土)までの予定でしたが、24日(水)までとなります。

来年は1月5日(月)より診療を開始します。

ご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんが、どうかよろしくお願いします。


<当院で糖尿病治療を希望される方へ(ChatGPT版)>

糖尿病というと「糖(炭水化物)を摂りすぎる病気」と思われがちですが、実際の原因はもっと複雑です。

本当の問題は、体のエネルギー工場である「ミトコンドリア」がうまく働かなくなることです。

 

1. 糖(炭水化物)は悪者ではありません

炭水化物は、体の主要なエネルギー源です。適量の炭水化物は、インスリンの働きをよくすることが多くの研究で分かっています。

血糖値やインスリンが上がるのは「結果」であって、「原因」ではありません。

 

2. 問題は「脂肪代謝の乱れ」

脂肪の燃焼(脂肪酸酸化)が増えすぎると、活性酸素が増える、ストレスホルモン

(コルチゾール・アドレナリンなど)が増える、ミトコンドリアが疲れるといった悪循環が起こります。
これがインスリン抵抗性(インスリンが効きにくくなる状態)を招きます。

 

3. 糖質制限や断食に注意

糖質を減らしすぎると、一時的に血糖は下がりますが、体は「飢餓状態」と判断してストレスホルモンを出し、脂肪をどんどん燃やす代謝になります。
この状態が続くと、筋肉が減り、体が冷えやすくなり、代謝が落ちていきます。

 

4. タンパク質の摂りすぎにも注意

タンパク質を摂りすぎると「グルカゴン」というホルモンが増え、血糖を上げる方向に働きます。逆に、少なすぎても別のストレスホルモン(FGF21)が増えて代謝が乱れます。1日のカロリーの15%前後が目安です。

 

5. 理想的な栄養バランス

糖尿病の改善には、次の比率が理想です。

炭水化物:脂肪:タンパク質 = 5565%:2025%:1520

・炭水化物   果物・はちみつ・お米などを中心

・脂肪     バター・ココナッツオイル・オリーブオイル

・タンパク質  卵・牛肉・羊肉・乳製品 など
(豚・鶏・魚は不飽和脂肪酸が多いので摂りすぎに注意)

 

6. 腸内環境にも注意

腸内細菌が増えすぎると「エンドトキシン」や「セロトニン」が増えて、代謝を下げ、

炎症を起こしやすくなります。食物繊維や難消化性デンプン、プロバイオティクス

(善玉菌サプリ)の取りすぎにも注意しましょう。

 

7. 当院の治療方針

当院では、「インスリンに頼る治療」ではなく、ミトコンドリアの働きを改善する治療を行っています。

 

食事やサプリメントによって、体の中から代謝を整えることを重視しています。


年末年始の診療のお知らせ

本年度は12月27日(土)まで診療いたします。
来年度は1月5日(月)より診療を開始します。
どうかよろしくお願いします。


当院で糖尿病治療を希望される患者様へ(2025年版)

3大栄養素のうち血糖を上げるのは炭水化物だけなので、糖尿病の原因は炭水化物であると考える人が多いですが、実は、炭水化物はインスリン感受性を改善することが多数の臨床試験で確認されています。血糖とインスリンの増加は糖尿病の徴候であって原因ではありません。

糖尿病の根本的な問題はミトコンドリアにおけるグルコースの酸化障害であり、インスリン注射でも解決することはできません。脂肪毒性と脂肪酸酸化の増加、それに伴うストレスホルモン(グルカゴン、アドレナリン、コルチゾールなど)の増加が深く関与していることは間違いなく、インスリン抵抗性はその結果なのです。インスリンは筋肉や脂肪におけるグルコースの取り込みを増やし血糖を下げる唯一のホルモンですが、ストレスホルモンに拮抗してカタボリック(異化)な効果をブロックする重要な役割も担っています。

流行りの低炭水化物食(糖質制限食)は血糖とインスリンを低下させますが、脂肪分解と脂肪酸酸化を増加させ、ランドル回路により生理的にグルコース酸化を減少させます。また、グルコースをエネルギー源とする臓器(脳、赤血球など)のために、ストレスホルモンの分泌が増加し、肝臓における糖産生(グリコーゲン分解と糖新生)を促進します。間欠的絶食、低カロリー食、低炭水化物食が飢餓状態疑似食と言われる所以で、ストレス代謝の継続は健康を害するリスクとなります。低炭水化物食でHbA1cや血糖は改善したけど、体重と共に筋肉量も減ってきた人は特に注意が必要です。

脂肪酸酸化はグルコース酸化と比べ、活性酸素を大量に産生し、エネルギー産生が非効率です。また、NADH/NAD+比の増加による還元状態はピルビン酸脱水素酵素、クエン酸回路の酵素、解糖系の酵素を抑制し、エネルギー代謝全体を抑制します。また、グルコース酸化と比較しCO2産生が少ないため、組織の酸素化が低下し、活性酸素、活性窒素、脂質過酸化物の不活化が低下します。さらに、甲状腺ホルモンを不活化し代謝を低下させます。

グルカゴンはインスリンと拮抗し、肝臓における糖産生、脂肪酸酸化、ケトン産生を促進します。タンパク質はグルカゴンの分泌を促進し、特に糖尿病では高血糖でもグルカゴンの分泌を促進します。低タンパク質食によるグルカゴンの分泌抑制はインスリン抵抗性を改善するので、2型糖尿病や慢性腎臓病では、タンパク質のカロリー比15%程度が最適と思われます。

しかし、極端なタンパク質制限(<10%カロリー比)はFGF21(線維芽細胞増殖因子)というストレスホルモンを肝臓から分泌させます。FGF21は交感神経を活性化させてエネルギー消費を増加し、過食によりエネルギー摂取も増加させますが、食後血糖は低下し、インスリン感受性が改善し、体重を減らします。ただし、FGF21による代謝もストレス代謝であり、その継続は健康を害するリスクがあります。実際、FGF21はコルチゾール、グルカゴンと共に増加し、インスリンだけがFGF21を低らします。

糖尿病を治療するには、ミトコンドリア生合成を増やし、その機能を改善することが重要です。コンセントリックな運動(例えば階段上り)、グルコース、CO2VB1VB3VDVKCoQ10Mg、甲状腺ホルモン、プロゲステロン、アスピリンなどはミトコンドリアを増強し、多価不飽和脂肪酸、脂肪酸酸化、乳酸、コルチゾールなどはミトコンドリアを減弱します。

糖尿病食の基本は高炭水化物・低脂肪・低タンパク質食で、かつ、グルカゴンもFGF21も増加させないカロリー比、炭水化物:脂肪:タンパク質=55-65%20-25%15-20%くらいが理想的であると思われます。カロリー比を定期的に見直し、空腹時血糖を指標に、炭水化物比を少しずつ増やしていきましょう。(炭水化物とタンパク質は1g4kcal、脂肪は1g9kcalで計算)

炭水化物には糖(果物、はちみつ)とでんぷん(穀物)があります。糖は消化が良く、GI比が低く、代謝率も高い点で、でんぷんより優れています。脂肪は飽和脂肪酸(ココナッツオイル、バター)または一価不飽和脂肪酸(オリーブオイル)を選択し、多価不飽和脂肪酸(シードオイル)は避けることが重要です。タンパク質は動物が植物よりアミノ酸スコアが高く、バランスも良く、卵、反すう動物の肉とミルク(牛、羊、ヤギ)をお勧めします。ブタ・鶏・魚は多価不飽和脂肪酸が多いので注意が必要です。他に、貝、イカ、タコ、エビ、キノコもお勧めします。

最後に、腸内細菌の増加はエンドトキシンを増やし、腸管セロトニンの分泌を促進します。どちらも代謝を低下させるだけでなく、炎症を引きおこし、インスリン抵抗性を高めるので、腸内細菌を可能な限り少なく保つことが重要となります。これは絶食で一時的に体調が改善する主な理由の一つと考えられます。腸内細菌のえさとなる食物繊維や難消化性でんぷんの過剰摂取、プロバイオティクスへの妄信には注意が必要です。

 当院では、従来のインスリン中心の糖尿病治療ではなく、ミトコンドリアの機能改善を中心にした糖尿病治療を実践しており、特に栄養指導(食事、サプリ)に力を注いでおります。


2025年インフルエンザワクチン接種のお知らせ

2025年10月1日(水曜日)より開始します。
対象:高校生以上
費用:一般の方 3,300円(税込み)
  65歳以上の札幌市民 1,400円(税込み)
注)予約の必要はありません。コロナワクチン接種の方は、少なくとも1週間の観察期間後に接種させていただいております。尚、当院でコロナワクチンの接種はしておりません。

 

お問い合わせ:011-802-1000

お盆休みのお知らせ

8月13日(水)から8月16日(土)までお盆休みで休診します。

ご迷惑をおかけしますが、どうかよろしくお願いします。

院長 村元信之介


帯状疱疹予防接種について

定期予防接種の場合

対象:札幌市民で、当年度中に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳、101歳以上になる方

種類:不活化ワクチン

商品名:シングリックス

接種回数:2回(1回目接種後から2か月後に2回目接種

料金:接種毎 1回10,800円(税込み)、2回で21,600円(税込み)

 

任意接種の場合(50歳以上の方が対象)

料金:接種毎 1回22,000円(税込み)、2回で44,000円(税込み)

 

ワクチン接種をご希望の方は、事前にお問い合わせください。

注)当院では生ワクチンは扱っておりません。


医療情報取得加算について

2024年12月から健康保険証の新規発行が停止となり、マイナンバーカードと保険証の一体化がより進むこととなりました。それに伴い、当院では2024年12月より『医療情報取得加算』を以下の通り算定させていただきます。

 

初診時1点

再診時1点(3か月に1回限り算定)

 

患者様のご理解とご協力をお願いします。


年末年始の診療のお知らせ

本年度は12月28日(土)まで診療いたします。

来年度は1月4日(土)より診療を開始します。

どうかよろしくお願いします。


2024年インフルエンザワクチン接種のお知らせ

2024年10月1日(火曜日)より開始します。

対象:高校生以上

費用:一般の方 3,300円(税込み)

   65歳以上の札幌市民 1,400円(税込み)

注)予約の必要はありません。コロナワクチン接種後の方は、少なくとも1週間の観察期間後に接種させていただいております。

尚、当院でコロナワクチンの接種はしておりません。

お問い合わせ:011-802-1000


PUFAの有害性

全ての油脂は、飽和脂肪酸(SFA)、一価不飽和脂肪酸(MUFA)、多価不飽和脂肪酸(PUFA)からなる。SFAとコレステロールが心血管疾患の原因であるとする仮説の基に、PUFAが主体である植物油(いわゆるサラダオイル)の摂取を推奨する食事ガイドラインが1980年に発出された。しかし、その後、多くの疫学的研究でPUFAの危険性が指摘され、ミネソタコロナリー試験などの介入試験でも、心血管疾患を起こすのはSFAではなくPUFAであることが証明された。他にも、肥満、糖尿病、うつ、アルツハイマー病、肝疾患、腎臓病、自己免疫疾患、がんなどの疾患や老化の原因となる。改めて、PUFAの有害性を列挙する。

PUFAはミトコンドリア機能障害を引き起こす

食事PUFASFAMUFAの様に酸化利用されず、脂肪組織に貯蔵されるため、リポライシスで生じる遊離脂肪酸のほとんどはPUFAとなる。PUFAはピルビン酸脱水素酵素(PDH)を不活化し、グルコース酸化を抑制し、脂肪酸酸化を促進する。一方、SFAとグルコースはPDHを活性化し、グルコース酸化を促進する。PUFAの酸化は活性酸素(ROS)を産出し、ミトコンドリア内膜のカルジオリピンを損傷して電子伝達系酵素群を不活化し、ミトコンドリア機能障害を引き起こす。

PUFAは免疫抑制物質で発がん物質

PUFAはエストロゲンやコルチゾールと同様に胸腺を萎縮し、免疫能を抑制する。2002年、NIHは「エストロゲンは発がん物質」と公表した。PUFAはキセノ(異種)エストロゲンで発がん物質であり、細胞膜酸素輸送を障害して酸素利用能を低下させ、血管新生を促進する。SFAPUFAアンタゴニストで、がんの発症と成長を抑制する。

PUFA代謝物であるプロスタグランジンとロイコトリエンは主な炎症パスウエイ

炎症の大部分はプロスタグランジンとロイコトリエンにより生じる。どちらも、ヒスタミンとセロトニンの合成を誘発し、炎症を拡大する。プロスタグランジンはシクロオキシゲナーゼ(COX)発現を増やし、プロスタグランジンをさらに増加させる悪循環を引き起こす。COXの活性化はがん成長を促進する。

PUFA過酸化物による細胞毒性

PUFAによるROSの増加により、PUFAからマロンジアルデヒド(MDA)や4ヒドロキキシノネナール(4HNE)などの過酸化物が生じ、細胞や組織を傷害する。MDA4HNEなどのアルデヒドはアルデヒドデヒドロゲナーゼ(ALDH)により不活化される。アンドロゲンはALDH発現を増やし、エストロゲンはALDH発現を減らす。加熱によりアルデヒドは100-200倍に増加する。

PUFAはエストロゲン性で、コルチゾールを増やし、アンドロゲンを減らす

PUFAはフタル酸、ビスフェノール、パラベンに匹敵するくらいエストロゲン性が強い。PUFAはエストロゲン受容体アゴニストで、アンドロゲンとプロゲステロンのアンタゴニストである。SFAはエストロゲン受容体アンタゴニストである。

PUFA>MUFA)は副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)を促進しコルチゾール合成を促進するが、SFAは抑制する。また、PUFA11b-HSD1発現の増加により、ACTH依存なしにコルチゾール合成を促進する。PUFAMUFAはアンドロゲンを減らし、SFAとコレステロールはアンドロゲンを増やす。また、PUFAは甲状腺機能を低下し、SFAは増加する。PUFAは内分泌かく乱因子で、その強さは不飽和度に依存する(ω3>ω6)。

PUFAは腸管セロトニンを増加する

PUFAはトリプトファン水酸化酵素を活性化し、トリプトファンからセロトニンの合成を促進する。また、PUFA(アラキドン酸)はセロトニントランスポーター(SERT)の発現を低下させ、セロトニンを増やす。セロトニンはリノール酸からアラキドン酸の合成を促進し、悪循環が生じる。セロトニンは腸管バリアを障害し、エンドトキシンの血液への侵入を許し、TLR4受容体が活性化され、全身に炎症を引き起こす。セロトニンは代謝を低下させる。

PUFAは細胞膜透過性を増やす

PUFAとエタノールは細胞膜透過性を増やし(親水性)、毒、エストロゲン、コルチゾールなどの細胞内侵入を容易にするが、SFAは細胞膜構造を強化し(疎水性)、細胞内侵入を予防する。PUFAは細胞浮腫の原因となる。

PUFA1日必要量は摂取カロリーの0.5%以下、1-2g/日程度で十分

PUFAは必須とは言えない。リノール酸もαリノレン酸もデノボ合成はできないが、食事由来の脂肪酸(16:2n616:3n3など)の伸長により合成は可能である。アメリカ人は平均して1食につき10g以上のPUFAを摂取している。摂取カロリーの約20%100年前には存在しなかった植物油から得ている。

PUFA対策

植物油の使用を中止する。バター、ココナッツオイルに代える。低脂肪食を心がける。リポライシスを制限する。肥らないホルモン環境を維持する(コルチゾール、エストロゲンを減らし、アンドロゲンを増やす)。

 


当院で糖尿病治療を希望される患者様へ

糖尿病はインスリンが十分に働かないことにより慢性的に血糖が高くなる病気です。糖質制限は、3大栄養素のうち唯一血糖を上げる炭水化物(糖質)を制限することで、薬なしでも血糖コントロールが可能とする食事療法です。確かに炭水化物を摂取しなければ血糖は下がりますが、果たして糖尿病は治ったと言えるのでしょうか?

風邪をひいて解熱剤を飲むと熱は下がりますが、ウイルス感染症が治ったわけではありません。同様に、糖尿病になり糖質制限で血糖が下がっても、インスリン抵抗性が改善するわけではありません。血糖は熱と同様に徴候であって原因ではないからです。これは、介入試験において、糖尿病専門医による厳格な血糖コントロールにより却って死亡率が増加した理由と思われます。糖尿病を治療するには、インスリン抵抗性を改善すること、正確には代謝の柔軟性(ミトコンドリア代謝機能)を回復する必要があるのです。

インスリン抵抗性の主な原因は血中遊離脂肪酸(FFA)の増加によるものであり、特に多価不飽和脂肪酸(PUFA)が原因となります。PUFAの主体となる植物オイル(シードオイル)を回避し、安全な飽和脂肪酸(SFA:バター、ココナッツオイルなど)、一価不飽和脂肪酸(MUFA:オリーブオイルなど)を利用することがとても重要となります。しかし、脂肪組織に貯蔵された脂肪の大半がPUFAであるため、脂肪分解(リポライシス)によるFFAの上昇を抑制することが喫緊の課題となります。

糖質制限により血糖の上昇を防いでも、血糖降下薬により細胞内に無理やり糖を押し込んで血糖を下げても、ミトコンドリアにおけるブドウ糖の酸化利用が改善しない限り、糖尿病が治ったことにはなりません。それを制限しているのは、ミトコンドリアのランドル回路(糖-脂肪酸回路)であり、ミトコンドリアにおける脂肪酸酸化の増加が直接の原因です。アスピリン、ナイアシナミド、ビタミンEはリポライシスと脂肪酸酸化を抑制し、また、ビタミンB1B2B6、ビオチン、ナイアシナミドはブドウ糖酸化を促進します。

代謝の柔軟性は基礎代謝量と密接に関連します。糖質制限食や絶食は基本的に基礎代謝量を減らしますし、また、負荷の強い有酸素運動による強制的代謝も基礎代謝量を減らします。これらはストレスとなり、結果的に副腎皮質ホルモン(コルチゾール)の分泌を増やし、主に筋肉組織の分解による糖新生を促進し、拮抗的にインスリンの分泌も増加する悪循環を生み出します。つまり、カロリー制限と運動を奨励する糖尿病専門医の指導は、短期的に血糖や体重が低下することがあっても、長期的にはインスリン抵抗性を悪化させることになり、中止時のリバウンドを引き起こします。体重とインスリン抵抗性は必ずしも相関しません。基礎代謝量はミトコンドリアの豊富な筋肉量に依存するので、年齢に関わらず、筋力トレーニングはとても重要です。

また、腸内細菌の増加はエンドトキシンを増加し、腸管セロトニンの分泌を促進します。どちらも代謝を低下させるだけでなく、炎症を引きおこし、インスリン抵抗性を高めることが分かっており、腸内細菌を可能な限り少なく保つことが重要となります。これは糖質制限や絶食で一時的に体調が改善する主な理由です。腸内細菌のえさとなる食物繊維やレジスタントスターチの過剰摂取や、プロバイオティクスへの妄信には十分に注意する必要があります。

脳は1日に約130gのブドウ糖を必要とするので、糖尿病患者でも最低100-150gの炭水化物は必要です。3大栄養素のエネルギー比率の理想は、炭水化物60-65%、タンパク質15-20%、脂肪15-20%くらいの高炭水化物低脂肪食です。FFA制限の下、主に空腹時血糖を指標に、炭水化物を少しずつ慎重に増やして行きましょう。糖尿病が食事による病気である以上、医者任せ、薬任せで糖尿病を克服することはできません。糖質カウントの知識を身に着け、食事内容を試行錯誤する自主性が最も重要です。

最後に、サプリメントによるビタミン、ミネラル、アミノ酸などの摂取は、体に足りない栄養成分の補充であり、薬物治療とは全く異なり、糖尿病治療においてとても重要と考えています。薬なしで糖尿病を治療したい方はサプリメントも拒否する傾向が強いですが、食事や生活療法のみで糖尿病を克服できる人は極めて少数です。サプリメントを最初から否定する方は、当院での治療に向かないことを予め申し上げます。


2023年、年末のご挨拶

今年の正月に、たまたま目にしたMercola医師とGeorgi Dinkov氏との対談記事を読んで、代謝の基礎知識を根底から覆されてしまいました。マジか?と、心臓がバクバクして、汗が止まらなくなり、姿をくらましたい気持ちになったことを、昨日の事の様に覚えています。記事の内容は、肥満・糖尿病の主な原因は遊離脂肪酸、特に多価不飽和脂肪酸(PUFA)であり、糖質制限食、絶食、運動療法は却ってストレスとなり、代謝を悪化させる可能性があるとするものでした。

これまでとは真逆な概念である「生体エネルギー学」の真偽を検証するために、Ray Peat フォーラムにおけるGeorgi Dinkov氏の全ての記事に目を通したのですが、学ぶ度に気づきを得る展開となり、最後は、その卓越した論理性にすっかり魅了されていたのでした。簡単に言うと、「基礎代謝量を増やすものは正しく、減らすものは誤りである」とする考えです。結果として、4月には、9年間臨床応用してきた糖質制限食による糖尿病治療を改めることをホームページで宣言し、10月には、生体エネルギー学の臨床応用編を閲覧可能にしました。

振り返ると激動の1年でしたが、とても充実した1年となりました。来る日も来る日も、会社に籠って、ひたすら勉強し続けたわけですが、その原動力はひとえに科学的探究心でした。「過ちては則ち改むるに憚ること勿れ」この方針転換を可能にしたのは、いつでも最先端の情報収集ができるインターネットのおかげ様です。

久しぶりに食べる白米はとても美味しくて、あっという間に6kgも肥ってしまいましたが、血液データは全て改善しておりました。一番の変化は睡眠の質が劇的に改善したことでした。イライラや頭痛も減り、集中力が増し、疲れにくくなりました。

Peatyな食事で初期に肥るのは、長年に渡る糖質制限によるインスリン抵抗性のためです。インスリン抵抗性、正確には、代謝の柔軟性を改善するためには、脂肪組織からの脂肪分解を減らし、ミトコンドリアにおける脂肪酸酸化を減らして、ブドウ糖酸化を増やす必要があります。脂肪分解を減らすためには、PUFAの摂取を止めるだけでは十分ではなく、アスピリン、ナイアシナミド、ビタミンEの補充が必要となるかもしれません。また、ブドウ糖酸化を増やして乳酸生成を減らすためにも、ビタミンB1B2B6、ナイアシナミド、ビオチン(B7)の補充が必要となるかもしれません。

興味深いことに、脂肪酸酸化の増加、ブドウ糖酸化の減少、乳酸生成の増加は、肥満・糖尿病だけでなく、心血管疾患、自己免疫疾患、神経変性疾患、がんおよび老化に共通する代謝異常であることです。生体エネルギー学が、肥満・糖尿病のみならず、多くの慢性疾患の予防と治療に応用される時代が、近い将来必ず訪れると確信しております。

今年も受診して頂いた皆様、誠にありがとうございました。来年もご愛顧の程よろしくお願いいたします。

 

202312月 むらもと循環器内科 院長 村元信之介


生体エネルギー学を臨床に応用しよう!

生体エネルギー学を肥満や糖尿病の治療に応用する方法を具体的に記述しました。

フェイスブックノート「生体エネルギー学臨床編」を是非お読みください。

世の中の常識(ドグマ)とはかけ離れた概念に驚かれることと思いますが、全て論文ベースの事実です。

1)概要、14)インスリン抵抗性の原因、15)肥満・糖尿病の食事療法、だけでもお読みください。


糖質制限に問題あり!

糖質制限は、血糖とインスリンを上げる糖質を制限し、その分不足したエネルギーを脂肪で補うとするもので、生体が糖も脂肪もエネルギーとして同様に利用できることを前提としている。

飽和脂肪酸(SFA:バター、ココナッツオイル)、一価不飽和脂肪酸(MUFA:オリーブオイル)は燃えやすいが、多価不飽和脂肪酸(PUFA:植物油)は燃えづらく脂肪細胞に貯蔵されやすい。

脂肪細胞の脂肪分解により血中に放出された遊離脂肪酸はPUFAが主体となるため、SFAの様にミトコンドリアで十分に燃焼されず、活性酸素を生み出し細胞を傷害する。その活性酸素はPUFAの一部は過酸化脂質に変えて全身に炎症を引き起こす。また、PUFAはプロスタグランジンやロイコトリエンなどの炎症性メディエーターの前駆物質でもある。さらに、PUFAはコルチゾールやエストロゲンの効果を増加させる。以上PUFAによる諸々の影響によりインスリン抵抗性は悪化する。つまり、脂肪酸化によるエネルギー産生は糖酸化と比べて問題が多く効率が悪いのである。

さらに、糖質の供給が止まると、カタボリック(異化)なコルチゾールの上昇により肝臓は糖を新生する。実際、2型糖尿病の高血糖状態の大半は、食事よりも肝臓による糖新生に由来するのである。糖質制限、絶食、消耗性の運動による慢性的なコルチゾールの増加はインスリン抵抗性をさらに悪化させることになる。

 糖質制限をするにあたりPUFA、特に植物油の摂取は中止する必要があります。


コロナワクチン接種に関して

当院ではコロナワクチンを接種できません。

厚生労働省のコロナワクチンナビで、お近くの接種会場を探し予約してください。

どうかよろしくお願いします。

 

厚生労働省コロナワクチンナビ