無症候でPCR陽性の人、無症候でPCR陰性の人の感染性を比較したRCTはない。つまり、無症候の人が感染源となる明確な根拠はない。実際のところ、無症候の人の感染は極めて少ない。
武漢で無症候PCR陽性患者1174人は周りの誰にも感染させることはなかった。(Cao S, Nat Commun. 2020)無症候感染者が感染源とならないとする論文は他にも沢山ある。WHOも2020年α株の流行時に無症候の感染は非常にまれであると話している。NIAIDのアンソニー・ファウチですら、「どのタイプのウイルス呼吸器感染症も、歴史的に、無症候が感染爆発の原因となったことはなく、原因はいつも症候性患者である。」と述べている。つまり、症候性患者にのみ注意すればいいのである。
無症候の人が感染源となるとしても極めてまれで無視し得るものであり、むしろ病気より免疫を得たと考えるべきであろう。無症候の人を調べるなんて馬鹿げている。検査が陰性なのに濃厚接触者として隔離するなんてもっと馬鹿げてる。
製薬会社の目標は医療の発展ではなく、株主のための利益追求である。そのため、投資利益率の過度な追及により不正行為を引き起こしているのだ。
黒歴史で有名なファイザーが、賠償責任を負わない遺伝子ワクチンの緊急使用許可を得たら、接種年齢の拡大、ブースター接種に見境なく躍起になるのも当たり前である。2021年、ファイザーのワクチンの売上高は335億ドルで、世界中に21億回分が出荷された。
製薬会社が営利至上主義組織であることを認識したなら、遺伝子ワクチンの有効性と安全性を鵜呑みにすることが如何に危険であるかが分かるだろう。製薬会社に倫理観を期待してはいけないのである。
1994年、心臓弁の不具合について嘘の供述で罰金
2004年、薬販売促進のため医師の接待に430万ドル使用が発覚
2004年、糖尿病治療薬レズリンでおよそ100人に肝不全、6000万ドルの賠償
2008年、てんかん治療薬ニューロチニンで臨床試験論文の捏造が発覚
2009年、ベクストラなど4薬の違法なマーケティングで23億ドルの罰金
2009年、連邦議会にロビー活動で1630万ドルを投資
2010年、ファイザー実験室で遺伝子操作ウイルスに感染した職員に140万ドルの賠償
2010年、薬販売促進のため医者の接待に3500万ドル使用が発覚
2011年、ナイジェリアの髄膜炎治療薬試験の犠牲者に1人当たり17.5万ドルの賠償
2012年、海外の役人に多額の賄賂で60万ドルの罰金
2013年、てんかん治療薬ニューロンチンの違法なマーケティングに142万ドルの罰金
2016年、イギリスNHSにてんかん治療薬の過剰な価格請求に対して84.2万ポンドの罰金
2021年、発がん物質NMDAを含むザンタックに対する訴訟
つまり、『ワクチンはエビデンスレベル1で有害である』ことを奇しくもファイザー自身が証明したのである。(Canadian COVID Care Alliance )
https://www.canadiancovidcarealliance.org/.../the-pfizer.../
ファイザーの臨床試験はワクチンにより症状があるコロナ患者が減るかを調べているだけのものでしかなかった。本来、臨床試験のエンドポイントはワクチンにより『全ての原因による病気や死亡』が減るかどうかでなければならない。
大規模RCTがないことを理由にイベルメクチンやヒドロキシクロロキンの適応外処方を認めないなら、ワクチンを否定するRCTを不問にするダブルスタンダードが許されていいはずはない。この結果を踏まえてもワクチン接種を継続するなら、政策はずさんとしか言いようがない。
遺伝子ワクチンで感染予防はできないが、入院と死亡は減ると一般的に考えられている。実際、そのような報告もあるが全て観察研究である。真実を証明するためには二重盲検無作為比較試験(RCT)が必要であり、ファイザーワクチンのRCTは第3相試験の1つしかない。
ファイザーワクチンの第3相試験(2か月後)で、ワクチン2回接種後の症状のある感染症が相対比で95%低下(絶対比で0.84%低下)することが報告された。(Polack FP, N Engl J Med 2020.12.31)第3相試験は2023.5終了の予定であったが、実際は2020.12.31に盲検試験は公開され、プラシボ群からワクチン群へのクロスオーバーが許可され、事実上プラシボ群は消失し、長期フォローアップは不可能となった。
ファイザーワクチンの第3相試験(6か月後)では、症状のある感染症例を相対比91.3%低下するが、病気と死亡は増加することが報告された。(Thomas SJ, N Engl J Med. 2021.11.4)
デンマークでも南アフリカと同様に、感染症例と入院に解離が起きている。UKでもオミクロン株の死亡率は200人に1人で、パンデミック中最小であり、コロナによる入院はデルタ株と比べ90%低下している。(U.K. Telegraph)
オミクロン株は本来のワクチンのごとくパンデミックを解決する可能性がある。仮に破滅の前触れであったとしても、ワクチンはオミクロン株を拡散するので中止すべきである。
デンマークのStatens Serum Institutによると、2021.12.13のデンマークのオミクロン株感染者の90.5%はワクチン接種者であった。ワクチン接種者は非ワクチン接種者の倍近かった。オミクロン株の感染はワクチン3回接種者で8%、2回接種者で5.5%、1回接種者で1.2%で、ワクチン接種回数が多いほど感染率が高かった。
Israel Ministry of Healthによると、イスラエルでもオミクロン株の76%は全体の58%を占める3回接種者であった。ワクチン2回接種が25%と少ない南アフリカでは自然免疫によりオミクロン株の重症化を防いだ。
オミクロン株は風邪の様に軽症例が多い。イスラエルの60%のオミクロン感染者は無症状であった。オミクロン株蔓延措置としてのロックダウンは、結果的にオミクロン株によるデルタ株の締め出しを引き起こす可能性がある。
デンマークでも南アフリカと同様に、感染症例と入院に解離が起きている。
オミクロン株は3つの特徴があり、ワクチン耐性、ウイルス複製の増加、疾患重症度の低下がある。香港大学の研究によると、オミクロン株はオリジナル株やデルタ株と比べて、受容体発現の特異性により、気管でのウイルス複製が増加し、肺組織での複製が低下した。(HKUMed, 2021)
インフルエンザの様な他の疾患では、より上気道でのウイルス複製は疾患重症度の低下に関連することが多い。オミクロン株が肺組織からより上気道での複製が増加する進化はオミクロン株の伝染が速く、重症度が低下に説明するかもしれない。
ロンドン大学の研究によると、オミクロン株によるトップ5の症状は、鼻水、頭痛、疲労、くしゃみ、喉痛であった。この結果は、香港大学の仮説を裏付けるものであった。(BMJ, 2021)
元ハーバード大学教授のジョージ・ファリード医師はHCQとIVMの両方を使用するCOVID-19治療プロトコルを実践し、これまでに7000人の患者を治療して一人の死亡者も出していない。(Overcoming the COVID-19 Darkness)また、FLCCCはIVMを中心とした既存薬によるCOVID-19の予防と治療プロトコルの科学的根拠をそつなく提示し、世界中の心ある医師の精神的支柱となっている。(covid19criticalcare.com)
PS:アメリカやヨーロッパ諸国と比べ日本の死亡率が極めて低いことを再認識した。しかし、この事実に関して、科学的な根拠を聞いた試しがない。日本人は土着風邪ウイルスに罹患することが多いため、SARS-COV-2にも有効なT細胞免疫を既に育んでいる人が多いからではないかと一人妄想している。
ワクチン推進派のマーク・デュバル医師ですら、半年以内にワクチンは100%無効になると予測している(FORTUNE.com)。mRNAワクチンは世紀の大失敗であったと気付く時が来たのではないか?
マラリアの90%がアフリカで発症し、ナイジェリアが25%で世界一多く、インドは3%を占める。両国ともマラリアが蔓延しているため、ヒドロキシクロロキン(HCQ)が普及している。また、ナイジェリアではオンコセルカ症にイベルメクチン(IVM)が積極的使用されている。年にわずか2回の使用であるが、オンコセルカ症の症例がゼロの州もある。インドでは通常IVMを必要としない。しかし、インドUP州はIVMを予防と早期治療に積極的に使用するWHOの支援するプログラムによりCOVID-19の根絶を実現した(現在のインドのワクチン2回接種率は33%)。HCQとIVMの両者を広範に使用する国ではCOVID-19から高く保護される可能性がある。