一般 · 2020/09/06
太古の昔から人間の生命を支え続けてきたケトンは、飢餓状態の単なる補助エネルギーなのだろうか? ケトンは糖と比べ熱効率が高く、かつ、フリーラジカルの発生が少ない理想的なエネルギーである。加齢に伴うインスリン抵抗性があっても、ケトンのエネルギー効率は高いまま維持される。またATP、NAD+、NADP+、CoAなどのヌクレオチド補酵素を充電し、体内の無数の代謝反応を活性化させる。ケトンは、認知症、がん、糖尿病などの慢性疾患を予防・改善するとともに、ハードな運動による疲労消耗からの回復力を高める。 サーチュインタンパク質は、エピゲノムの修飾を維持し、DNA傷害を修復する。ケトンはフリーラジカル発生を減らすだけでなく、NADPHによるグルタチオンのリサイクルを加速し、フリーラジカルを効率的に除去して、DNA傷害を減らす。また、ケトンはサーチュインタンパク質の生成に必要なNAD+を増加させる。つまり、ケトンはサーチュインタンパク質を正常に機能させることで、幹細胞を正常に働かせて、老化を予防するのである。 つまり、人間本来のエネルギーは糖ではなくてケトンってことである。

一般 · 2020/08/23
厄介なことに、鉄は満腹ホルモンであるレプチンを減らし、私たちを空腹にさせます。さらに、糖質、果物ジュース、加工食品、酒、タバコ、鉄サプリは鉄の吸収を促進します。一方、カロリー制限、お茶、野菜、卵、乳製品、ナッツなどは鉄の吸収を阻害します。 鉄欠乏がないのであれば、フェリチンレベルは低ければ低い方が良く、正常範囲の下限にあたる、女性で20-40 ng/ml、男性で50-70 ng/mlが最適となります。鉄過剰がないか、一度フェリチンを調べてみることをお勧めします。 鉄過剰の治療で最も確実なのが献血です。年2回の献血でフェリチンは劇的に低下します。世のため、自身の健康のため、献血してみませんか? 詳しくはFBノート「鉄を除去せよ」をご覧ください。 #鉄 #活性酸素 #ミトコンドリア #フェリチン #献血 #キレート剤 #インスリン抵抗性

一般 · 2020/08/23
最近、「鉄分の不足が体調不良を招く」との考えから、鉄サプリを安易に服用する人がとても多い様に思います。 実は、私たちは、鉄を身体から除去することが出来ません。加齢とともに鉄は増える一方です。ですから、鉄の吸収は、1日の喪失分(約1mg)を補う程度に抑制され、ヘモグロビンの鉄をリサイクルする様、厳しく調節されています。 確かに鉄は酸素呼吸で欠かせない栄養素ではありますが、過剰になれば活性酸素の大量発生を引き起こし、大切なミトコンドリアを傷害するわけで、鉄サプリが健康に良いとはとても思えません。 鉄の過剰は、高血圧、肥満、糖尿病、メタボリック症候群、心疾患、アルツハイマー病、パーキンソン病、がん、肝疾患、腎疾患、骨粗鬆症、感染症、老化など多くの疾患に関わり、インスリン抵抗性により引き起こされる疾患と重なります。実際、鉄の過剰はインスリン抵抗性も悪化させます。

インスリン抵抗性 · 2020/08/10
健康に自信がある方でも、実はインスリン抵抗性となっており、慢性疾患発症の秒読み段階であるかもしれません。 インスリン抵抗性クイズ(・以前よりお腹周りに脂肪がついた・血圧が高い・心筋梗塞の家族歴がある・中性脂肪が高い・浮腫みやすい・黒色表皮腫かスキンタッグがある・インスリン抵抗性か2型糖尿病の家族歴がある・PCOSかEDがある)で、1つでも引っかかるようなら十分に注意が必要です。 詳しくは、FBノート「インスリン抵抗性」をご覧ください。 #インスリン抵抗性 #糖質制限 #炭水化物制限 #絶食 #運動 #慢性疾患

インスリン抵抗性 · 2020/08/10
私たち成人のほとんどが、実はインスリン抵抗性です。インスリンの効きが悪くなることで、直接死ぬことはなくても、とても身近な、高血圧、糖尿病、高脂血症、心筋梗塞、逆流性食道炎、胆石、脂肪肝、PCOS、ED、低テストステロン症、アルツハイマー病、パーキンソン病、乳がん、前立腺がんなどの慢性疾患を引き起こし、私たちを病み苦しめるのです。 加齢によるインスリン抵抗性は避けられませんが、食事、運動、睡眠、ストレス除去などのライフスタイルの改善で十分に回避することができます。 中でも、特に重要なのは食事で、炭水化物(糖質)を制限して、高インスリン血症を起こさないことです。より厳しい炭水化物の制限により、ケトーシスになると、炎症や酸化ストレスが軽減され、さらなる健康利益を得ることができます。 また、食事の時間を制限する、絶食や制限時間内摂食でも、インスリンの分泌を減らすことができます。 次に、どんな運動もインスリン抵抗性を改善します。座っている時間を中断して数分歩くだけでも効果はあります。できることから始めましょう。有酸素運動も筋トレもどちらも有効です。できるだけ強度の高い運動を心がけることが重要です

サプリメント · 2020/07/23
2020年7月現在、世界でおよそ1500万人が新型コロナウイルスに感染し、60万人が死亡する事態へと発展しております。ビタミンD欠乏が新型コロナウイルス感染症のリスクを高めることは間違いありません。老人に限らず全ての人が、日光浴をするか、それができないなら、安価なビタミンD3サプリを摂取して、ビタミンD欠乏を一刻も早く是正することが望ましいと思われます。 詳しくはFBノート「ビタミンDと新型コロナ感染症」をご覧ください。

サプリメント · 2020/07/23
現代社会では、外で生活する時間が減り、世界中でビタミンD欠乏状態が一般化しています。以前より、インフルエンザなどの季節性ウイルス感染症の流行は、ビタミンD欠乏との関連が示されていました。新型コロナウイルス感染症でも、重症例や死亡例ではビタミンD欠乏例が大半を占め、軽症例ではビタミンD正常例がほとんどであることが分かりました。 ビタミンDは、1)肺の上皮細胞を強化し、肺への免疫細胞の侵入を予防し、2)免疫系の調節により、炎症性サイトカインを減らし、3)カテリシジンの様な抗微生物ペプチドにより、ウイルスを不活化することにより、呼吸器感染症のリスクを減らします。 また、ビタミンDはアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)の発現を増やし、レニンの分泌を抑制することにより、アンジオテンシンIIによる炎症誘発活性を減らし、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)などの重症化を防ぎます。 急性ウイルス性感染症の予防のためには40ng/ml以上のビタミンDが必要ですが、このレベルに達している人はごくわずかしか居りません。

サプリメント · 2020/07/15
活性酸素の酸化ストレスによる老化が注目されるようになり、アンチエージング効果を謳ったビタミンCやEなどの抗酸化サプリが盛んにもてはやされていますが、本当に効果があるのでしょうか? ほとんどの活性酸素は、ミトコンドリアでエネルギーを産生する際に生じます。高レベルの活性酸素は、一般的に細胞傷害を招き、老化を促進します。しかし、低レベルの活性酸素は、細胞間のシグナル分子として働き、グルタチオンなどの内因性抗酸化物質の産生を増やす適応を促し、逆に、老化を予防するホルメシス効果が働きます。 活性酸素は、他にも、オートファジーやアポトーシスを促進し、ミトコンドリアの生合成を増やし、インスリン感受性を高め、代謝を健全化することにより、私たちの健康を高め、寿命を延長します。運動や絶食によるストレスは、このミトコンドリアのホルメシスを促進するのです。 ビタミンCやEなどの抗酸化サプリは、活性酸素のシグナルを打消し、役に立たないだけでなく、有害である可能性があります。サプリは止めて、食事と運動を見直すことで老化を予防するのが賢明と思われます。 詳しくはFBノート「抗酸化サプリは必要ない」をご覧ください。

脂質異常症 · 2020/07/12
スタチンは、心筋梗塞既往歴のある比較的若い男性で、心筋梗塞死亡率をわずかに減らしますが、総死亡率は下げません。女性、老人に至っては、心筋梗塞死亡率も、総死亡率も、一切下げることはありません。 さらに、スタチンには、筋肉障害、肝機能障害、糖尿病、認知症など、深刻な副作用があります。なのに、日本中の医師は、ガイドラインを信じて疑うことなく、スタチンを処方し続けており、問題は非常に深刻なのです。 心筋梗塞の最大の危険因子は、メタボリック症候群です。その診断要因は、肥満、高血圧、糖尿病、高中性脂肪、低HDLコレステロールであり、LDLコレステロールは含まれていません。 当院ではコレステロールではなく、メタボリック症候群の治療を最優先課題として、動脈硬化症を予防しています。幸い、糖質制限食により、インスリン抵抗性は改善するため、全ての要因が正常化に向かいます。 医師として最も大事なのは、「患者に害をなさない」ことです。健康利益が明らかでない薬の処方は許されません。コレステロールが高くて不安だけど、薬は飲みたくないと言う方は、当院で治療してみませんか? 紹介状は必要ありません。是非、ご連絡ください

脂質異常症 · 2020/07/12
生来健康な人が、検診を受けたばかりに、高コレステロール血症と診断され、「このままででは動脈硬化症が進んで、心筋梗塞になる」と医師に脅かされ、訳も分からぬままスタチンと言うコレステロール治療薬を処方されたけど、大病を防ぐためだからしょうがないと納得し、以来、薬をずっと飲み続けてるなんて人が、日本中にわんさかいます。 日本動脈硬化学会のガイドライン、LDLコレステロール>140mg/dLを治療基準とした場合、実に、健康な高齢者女性の40%、男性の30%もの人が、スタチンの対象となります。これって、ちょっとおかしいと思いませんか? コレステロール仮説は、元を正せば、アンセル・キーズの作り話なのに、それを承認した学会と政界、「金のなる木」を手放さない製薬業界と食品業界に守られ、神聖不可侵な領域として、今もなお存続しているのです。 そもそも、コレステロール値と心筋梗塞に、明らかな関連は認めません。それどころか、コレステロール値は高いほど総死亡率が下がることが、世界中で報告されています。

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